AliExpressでAigo製電源ユニットを購入する際の注意点

最近、AliExpressなどの海外通販サイトでAigoなどの海外メーカーの電源ユニットが販売されています。しかし、日本でこの電源を使用することは推奨できません。その理由を詳しく解説します。

製品仕様

以下はAigo AK 500Wの主な仕様です。

電源サイズ: 140mm × 150mm × 86mm

パワースタンダード: ATX12V

対応CPU: AMD、Intel

PFCタイプ: パッシブPFC

最大出力: 500W

効率: 80%

入力電圧: 200V-240V（日本の100Vには対応していません）

出力:

+3.3V: 20A

+5V: 15A

+12V1: 48A

-12V: 0.3A

+5VSB: 2.5A

ワイド電圧対応: はい

温度制御PWM: はい

認証: CB、CCC、FCC

重量: 1900g

対応マザーボード: 20P/24P

出力デザイン: マルチプレックス +12V

インターフェース:

IDE: 2

SATA: 4

CPU: P4 + 4

ビデオカード: (6PIN + 2) × 2

製品仕様

1. 対応電圧が日本と異なる
2.PFC（力率補正）がパッシブ方式
3. サポートや保証の問題
まとめ：安全で確実な電源選びを
日本国内で購入できるおすすめの電源ユニット
1. 玄人志向の電源をおすすめする理由
2. おすすめの玄人志向電源ユニット

1. 対応電圧が日本と異なる

Aigo AK 500Wの仕様を確認すると、入力電圧が200V-240Vと記載されています。

日本の家庭用電源は100V であり、200V以上の電源ユニットをそのまま接続すると動作しないだけでなく、故障や火災のリスクがあります。
産業用施設などでは200Vが利用可能な場合もありますが、一般家庭やオフィスでは対応していません。
昇圧トランス（100V→200V変換器）を使用すれば動作させることは可能ですが、追加のコストが発生し、安定性の問題も考慮する必要があります。

2.PFC（力率補正）がパッシブ方式

仕様には「PFCタイプ: PASSIVE PFC」と記載されています。

日本の電源事情ではアクティブPFC対応の電源が推奨されており、特に電力の安定供給が求められるPC環境ではアクティブPFCが有利です。
パッシブPFCの電源は、電力効率や安定性の面で劣る場合があります。

3. サポートや保証の問題

電源に限らずですが海外通販サイトで購入する場合、

初期不良や故障時の保証対応が難しい
日本国内のメーカーや販売店のサポートが受けられない
返品や交換に時間とコストがかかる

このようなリスクを考慮すると、日本国内で販売されている信頼できるメーカーの電源ユニットを選ぶほうが安心です。

まとめ：安全で確実な電源選びを

PC電源は安定した動作や安全性に大きく関わる重要なパーツです。以下の点を確認して、安全な製品を選びましょう。

日本の電圧（100V）に対応しているか
信頼できるメーカーの製品か（Corsair、Seasonic、Antec、Thermaltakeなど）
正規の80 PLUS認証を受けているか
保証やサポートが受けられるか

海外通販の格安電源は、対応電圧や品質に不安があるため、日本国内向けの電源ユニットを選ぶのがベスト。

PCの安定動作や安全性を考えるなら、国内メーカーの電源ユニットを選びましょう！

日本国内で購入できるおすすめの電源ユニット

日本国内の電源メーカーの中でも、特に、玄人志向の電源は信頼性が高く、日本の電源環境に適しているためおすすめです。

玄人志向の電源をおすすめする理由

① 日本の電源環境（100V）に完全対応

玄人志向の電源は、日本国内向けに設計されており、家庭用の100V電源で安全に使用できます。

② 80 PLUS認証を取得した高効率モデル

電源ユニットの品質を示す指標のひとつに「80 PLUS認証」があります。玄人志向の電源は、80 PLUS Bronze、Gold、Titanium認証を取得しており、安定した電力供給が可能です。

③ アクティブPFC搭載で安定した電力供給

アクティブPFC（力率補正回路）を搭載しているため、電力効率が高く、日本の電源環境でも安定した動作が可能。
消費電力を抑え、電気代の節約にも貢献します。

④ 日本国内での保証とサポート

玄人志向の電源は、日本国内で販売されているため、保証やサポートが充実。
万が一の初期不良や故障時もスムーズに対応してもらえます。